またも新型同型そのものの将棋ではないですが、合流しうる類型ということで…。

先日指した将棋から。

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色々あって9筋の歩が突き越されていますが、あまりお気になさらず。

実戦は▲4五歩、△同歩、▲同桂、△4四銀、▲4六歩…と進みました。この順は次回検討します。

 

今回検討したいのは、▲4五歩に△4二飛の変化。この飛車回りは後手にとっておいしくない場合が多いようです。評価値もやねelmoで+300以上に振れます。

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同じようでも、△6二金、△8一飛で△4一飛と回るのは有力な変化。

 

△6三金型で△4二飛と回った類型に、村田智-飯塚戦があります(先後逆)。

部分的な手順だけ進めると、▲5一角、△4一飛、▲3三角成、△同金、▲5二銀、△4二飛、▲6三銀成、△同銀、▲6六銀という順。

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細いようでも先手の攻めが繋がっています。以下飯塚先生が攻め切って快勝。

 

以上のように▲5一角も有力ですが、▲7九玉も有力です。

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△4五歩には▲同桂、△同銀、▲4三歩、△同飛、▲5二角があります。

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△4二飛と回ったのに放置されても△4五歩と取りにくいようでは、やはり冴えないという気がします。飛車を回る受けなら△6二金~△8一飛を狙った方が良いようです。

 

 

『東洋史』宮崎市定

東洋史学の第一人者による概説書でありながら、大変平易に書かれていて読みやすいです。高校生の受験書にもなるのではないでしょうか。『漢文法基礎』(加地伸行)もそうですが、平易で面白い概説書の存在には感謝してもしきれませんね…。